世界中で季節を問わず愛されるマリンスポーツ「SUP」。川、湖、海、湾など様々な場所で楽しまれています。
そんなSUPですが、誰でも簡単に楽しめるイメージが強く、ルールを理解しないまま始める方が多いのも事実です。年間を通してSUP関連の事故・事件も多く、たびたびニュースなどでも報じられています。
そこで今回はSUPに関する基本的なルールやNG場所をまとめました。
1.国・地域の事情を理解する
SUPは世界中に多くの愛好家を抱えるスポーツです。それぞれの国や地域に規則、規制があります。
場合によっては注意や罰金などでは済まない場合もあるので、SUP目的で世界を旅する際は事前にしらべておきましょう。
2.SUPは「船舶」扱い?
国や地域で異なるルールが存在しますが、それだけでなく、パドルボードを船舶や水上バイクとして扱う場合もあります。
一般的にはヨットなどのエンジンをつけたものが、この類に含まれるイメージも強いと思いますが、パドルボードに船舶のルールを適用する地域があります。
そのような場合、日本以上にサーファーや海水浴客のエリアに侵入することを厳しく取り締まられるので注意が必要です。
3.ライフジャケットは必須
SUPに慣れた頃にライフジャケットの着用を忘れたことはありませんか?
SUPにおいてライフジャケットはスキルに関係なく必須のアイテムです。SUPは夏場の海水浴とは違い、常に監視員の目が届く場所で行うわけではありません。
同じエリアにいるパドラーが日が暮れた後でも分かりやすいよう、明るい色のジャケットがおすすめです。
4.リーシュが大きな事故を防ぐ
パドラーの足首に着けて使うリーシュの存在をご存じですか?
ライフジャケット着用の裏で見落とされがちですが、大きな事故を防ぐ役割のあるアイテムです。
理由としては、ボードと足首をつなげることで、転倒した場合でも離れることがなく、さらに万一の時には手が使えるという利点もあります。
軽量でパフォーマンスを妨げることもないので、必ず用意しておきましょう。
5.混雑しているエリアを避ける
近年、SUP人気の高まりにより以前と比べて混雑する場合が増えています。
ボードとボードが触れ合う状況は言うまでもなく危険です。
また、今は混雑が起きていなくても、起きる可能性のあるような状況の時ではそのエリアを避けたりと、マナーも意識しましょう。
6.漁業エリアに立ち入らない
これはマリンスポーツ全般に言えることではありますが、漁港などの漁業エリアには入るのはNGです。マナーではなく、厳しく法律で禁じる国や地域もあります。
SUPの楽しみ方の一つに、「SUPフィッシング(パドルフィッシング)」というものがありますが、これは漁港や定置網のあるエリアを避けて楽しむのが基本です。
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