【スケボー】パーツ選びで乗り心地はどう変わるのか?【徹底解説】

スケートボードといえば、1枚の板に4つの車輪がついた単純明快な乗り物…ですが、シンプルながらも細かいパーツたちが複雑に組み合わさり、とても奥が深い乗り物です。

遊びに貪欲な人たちが考えに考え抜いた結果に開発された、スタイリッシュさにはロマンを感じます。

「スケボーが大好き!」と言う人は世界中に何万人といますが、その楽しみ方は人それぞれ。
街中を軽快にクルージングする人もいれば、ハードなセクションをガンガン攻める人、フラットトリックを追求する人など、様々です。

今回は、それぞれのパーツについて解説していきます。みなさんの最適なパーツ選びの参考にしていただければ幸いです。

デッキ

スケートボードの顔とも言うべきパーツ、「デッキ」。
スケータが直接乗る、板の部分ですね。デッキを選ぶ際に注目すべき点は、サイズ、キック・コンケーブの強さ、デザインです。

サイズは太ければ太いほど安定感が増し、反対に細ければ細いほど取り回しがしやすくなり、特にフリップ系のトリックがしやすくなります。

「キック」と「コンケーブ」は、板の反りのことを指します。

キックはノーズとテールの立ち上がり具合、コンケーブは板全体の反り具合のことです。
キックが強ければ高いオーリーを狙えますが、その分強い力でデッキを弾く必要があります。
反対にキックが緩い場合は少ない力でデッキを弾くことができますが高さは出しづらくなります。

コンケーブの強弱は足への食いつき(引っ掛かり)に影響します。コンケーブが強ければ食いつきが良くなり、トリックがしやすくなります。
反対にコンケーブが弱い場合は平らに板を踏めるので安定感を得ることができます。

デザインについては、スケーターの好みがダイレクトに反映される部分ですね。ハードコアな感じやポップな感じなど、乗る者の個性を表しますし、スタイルも現れやすい部分になります。

トラック

スケートボードの土台部分にあたる、金属製のパーツです。
曲がったり弾いたりする動作で重要になるパーツで、スケートボードの操作性を左右します。
主に注目すべき点は、「高さ」と「幅」「重量」です。

車高が高いトラックを「High(ハイ)」といい、低いトラックを「Low(ロー)」といいます。

ハイの特徴としては、高いオーリーを狙いやすく、その分弾くのに強い力を必要とすることです。
また、デッキを踏み込みやすくなるので、スムーズに曲がることができます。

ローの特徴は、少ない力で弾けますが、ハイに比べて高いオーリーは狙いづらくなることです。
また、曲がりやすさはハイに劣りますが、その分安定感を得ることができます。

幅については、安定感を求めるなら広め、クイックな操作性を求めるなら狭めを選びます。

重量については、最近はどんどんと軽量化が進んでいます。
軽い方が楽に飛べるし、操作性も上がります。そして疲れにくくなることもメリットのひとつです。

しかし重いトラックにもメリットはあります。まずは耐久性。
最近のトラックは軽くても丈夫なものが多いですが、やはり重いトラックの耐久性には勝てません。

トラックはスケートボードのパーツの中でも最も交換頻度が少なく、同じものをずっと愛用することを考えると耐久性は無視できない要素だと思います。
そしてトラックの重さは遠心力にも影響します。回転系のトリックをする時に、重めのトラックの方がしっくりくると言うスケーターも少なくありません。

そして忘れがちなのが「ブッシュゴム」の存在です。
トラックの中心にあるゴム製の部品で、スケートボードの曲がりやすさに影響します。

硬さのレベルが「ソフト」、「ミディアム」、「ハード」とあります。
曲がりやすさを求めるならソフト、安定感を求めるならハード、中間ならミディアムを選びます。
これを変えるだけで劇的に調子が良くなることもあるので、重要アイテムです。

ウィール
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スケートボードの車輪の部分を「ウィール」といいます。
大きく分けて、硬い「ハードウィール」と、柔らかい「ソフトウィール」があります。

ハードウィールはトリックに適したウィールで、小さくて軽いのが特徴です。

路面が悪いところで滑ると、「ガーーーー」と大きな音が鳴り、足の裏にこそばい振動が伝わります。
ですが、スケートボードのトリックではウィールを横滑りさせる動きが必須ですので、一般的に思い浮かべるスケートボードに付いているのは、このハードウィールになります。

ソフトウィールは、主にクルージング(快適に滑る)用です。
路面が悪いところでも、ソフト素材が凸凹の振動を吸収して、快適に滑ることができます。
ソフトウィールは摩擦が強く、横滑りができないためトリックには不向きです。


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