サーフィンには、上達に必要な要素が様々あります。その中でも「落ち方」はとても重要です。落ち方がうまくいけば、怪我や疲労のリスクを減らせます。
そこで今回は、緊急時に使える上手な落ち方やプルアウトのコツをまとめました。
落ち方のコツ
サーフィンにおける一般的な落ち方(ワイプアウト)のコツ・対処法をまとめました。
1.頭や腹から落ちない
みなさんサーフボードから落ちた時に、「痛い」と感じたことはありませんか?
サーフボードから落ちる際は、かなりのスピードが出ていることも多いので、頭から落ちるのはNG。
お腹(場合によっては背中)から落ちるのも内蔵を痛める恐れがあるので、非常に危険です。
咄嗟のことなので、どうしても回避しづらい部分はありますが、落ちる際は膝を曲げて足から、もしくはお尻から落ちるよう意識しましょう。
2.波を受け流して倒れ込む
初心者にも分かりやすく安全な方法です。
この方法の利点としては、ボードから離れてしまっても、空気を含むスーツが浮力を持つため、深く沈む心配がないこと。
落ちたあとも慌てずにボードが探せるので、気象条件のいい日には便利です。
3.パニックにならない
パニックになることは、海に落ちた時にやってはいけない最悪の反応です。
人間は通常、ストレスがかかると体が多くの酸素を消費するようになり、特に水深のあるところや高波の発生する状況では非常に危険となります。
どんな時も落ち着いて、正しい行動をとるよう心がけましょう。
プルアウトのコツ
咄嗟に落ちるワイプアウトに対し、自らの意思でパドリングを辞めて退くのが「プルアウト(パドルアウトとも)」です。他のサーファーが近くにいる場合などによく使います。一般的なプルアウトの方法は以下の通りです。
1.周りに注意する
プルアウトの際は、周囲に人がいないことを確認しておから行うのが基本。
波が高かったりして大しけの場合、周囲が見渡せなくなります。
そうした時には近くに人がいるのか分かりづらくなるので、プルアウトの際には注意が必要です。
急いでプルアウトしようとせず、しっかり確認がとれてから行いましょう。
2.テール部分に重心を置く
プルアウトのやり方は人それぞれで異なるので、やり方は様々です。
その中でもテール部分に重心をおき、ゆるやかにプルアウトするやり方は、スピードを落としながらのコントロールが簡単で、多く用いられています。
テール部分と言っても端っこ過ぎるとボードがひっくり返るので、中心部よりややずれたところを意識するのがおすすめです。
3.まずは小さい波で練習する
勢いのある大きな波でいきなりプルアウトを成功させるのは不可能です。
まずは小さい波から練習し、成功率を高めてから本格的な波に挑戦しましょう。
その際、小さな波でも上半身だけでなく下半身もしっかり意識してみましょう。
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