子供から大人まで、世界中で多くの人が楽しんでいるスケートボード 。
その歴史は1960年代からで、当時のサーファーたちの遊び心によって始まりました。
「陸でもボードに乗りたい!」との思いから、木製の板に車輪を4つ付けたスケートボードの原型を考案し、水を抜いたボウル状のプールで滑りはじめたところ、それが大流行しました。
その後、スケートボードはより楽しく、より気持ちよく滑れるようにと進化を続けてきました。
その結果、遊びの目的に合わせていろいろな形状、材質のスケートボードが派生することとなったのです。
1960年代サーファーから現代まで遊び心を受け継ぎ、スケートボードの楽しさは無限大に広がってきています。
今回は、そんなスケートボードの種類について解説していきます。
普通のスケートボード
最も目にする機会の多いスタンダードなスケートボードです。
ノーズとテールが同形で、キック(反り)がついています。このキック部分を利用してオーリーやキックフリップなどの様々なトリックができるようになっています。
階段や手すりなどのセクションでトリックを決める“ストリートスタイル”、ハーフパイプでジャンプなどをする“バーチカルスタイル”、平地でボードを回したりボード上で逆立ちなどのトリッキーな技をする“フリースタイル”などの競技があり、シンプルなアイテムでありながらとても奥深い楽しさがあります。
ミニクルーザー
小さなデッキに大きめのソフトウィール(柔らかめの車輪)が付いた移動用のスケートボードです。
本体が小さいため持ち運びが楽で、大きめのソフトウィールは少々荒れた路面でも失速しないため、ちょっとの移動時に大活躍します。
ただし、トリック用ではないためデッキテープが付いていないことが多いので、雨の日に乗ることや靴底が濡れた状態で乗ることは危険なのでおすすめしません。
ミニクルーザーの代表的なブランドには、“penny”があります。
デッキは樹脂製でカラーバリエーションが豊富なため、そのおしゃれな見た目から女性にも人気です。
日本の法律では「交通の頻繁な道路」でのスケートボードの使用は禁止されていますので、場所を選んで注意して乗るようにしましょう。